地元角館のお祭りの話を聞き
ふと昔を振り返る。
頭は襟足のあるモヒカン状、
頭の中身はスポンジ状。
理想と現実のギャップにいつもイライラ、
肉と白米のローテーションで顔はおにぎり。
夢を語れば目頭が熱くなり、
またずれを起こして股間にも熱。
うだつあがらない20代の日々。
腐っていたと思っていたが、
昔とっていたメモを見ると
夢や理想を何度も何度も書いていた。
あの頃は何も出来なかった。
正確にはしようとしなかった。
ぬるま湯に浸り、
行動出来ない言い訳ばかりしていた。
しかし、
夢や理想を捨てることはなく
「今に見てろよ」
と、歯を食いしばって過ごしていた。
おかげで、
小さくて可愛いと思っていた歯は
どうやら歯ぐきが腫れていて、
さらに歯ぎしりで思いっきり
削れていただけだと後に知る。
一つ言えるのは、
生きていて腐っている瞬間などない。
腐っているようでも思いと理想が
現実とかけ離れている状態に
うなだれているだけだ。
一見すると腐っているようだが、
思いと理想は心の奥底で強く
燃え続けている。
書いたメモは本心であり、
思いと理想を胸に未来へ向かっていた。
昔とったメモを見ながら
あの頃の自分に伝える。
「見てろ、オレは絶対にやり切るからな」
本質はいくつになっても、
変わらないね。
ちなみに、
メモには暴言や下ネタも大量に
かかれていた。
本質はいくつになっても、
本当に変わらないね。
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